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本当は恐ろしいグリム童話

桐生操さん作の「本当は恐いグリム童話」という本を読みました。
皆さんも「白雪姫の王子様は、実は死体愛好家だ!」など聞いた経験はあると思います(ない人もいるでしょうが)。
グリム童話は夢のある、ファンシーな物語だけれども、本当はブラックな恐ろしいものなんだよ、といった内容が本一冊に書かれているわけです。

グリム童話の原型となったものは、人から人へと口伝えに語り継がれてきた物語ですから、伝言ゲームのように形を変え、メルヘンでファンシーな物語だったり、あるものは残酷で性的な物語になったりと結構フリーダムだったのです。結末が違っているお話もたくさん蔓延っていたようです。
それらのお話を纏めた民謡集や童話集を発行していた人たちはいましたが、多くが大幅な改変しているものばかりだったため、原形に忠実な物語を目指したのがヤーコプ・グリムとヴィルヘルム・グリムの二人。この二人がグリム兄弟です。
原型に忠実に~といっても、グリム童話集は版を重ねるごとに少しずつアレンジはされていったようです(詳しくは知りませんが……)。

で、この「本当は恐いグリム童話」。
それなりに楽しめましたが、解釈がストーリーとかけ離れており、残酷シーンや性的シーンが大幅に追加されている。
そして、どこまでが作者自身の創作で、原典に基づいたものなのか、境界線が極めて曖昧です。

作者も序文で
『この書では、学者たちの分析や、グリム童話の初版やグリム童話集を書くために用いた草稿なども参考にしながら、さらににもっともっと自分たちの想像力を羽ばたかせ、思い切り独創的に童話を形作ってみた』
と宣言しています。
要するに、この本は「グリム童話」を基にした作者の「創作物」です。

学術的な童話の成り立ちを求める人や、刺激的な恐い話が苦手な人、純粋に夢のあるお話を読みたい人にはおすすめできませんが、「グリム童話を改変したホラー小説」を読みたい人は面白く感じると思います。


本当は恐ろしいグリム童話 (WANIBUNKO)本当は恐ろしいグリム童話 (WANIBUNKO)
(2001/01)
桐生 操

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Author:いずき
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自慢できること:赤ん坊の頃のオルセン姉妹を見分けられること

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