あのいまいましいブリッジは? 

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目を閉じるのだ

僕が人間関係を壊さないが為に決めているささやかな指針があります。
それが「節穴を覗かないこと」と「言わなくていいことを言わないこと」です。
この二つのことを守って、なんとかこれまでの人生やり過ごしてきました。

「節穴を覗かない」ことは、スティーヴン・キングの小説に出てくる一節で、「ああ、そうだよな」とささやかに納得した覚えがあります。
もともとはインターネットに対する心構えです。節穴を覗くなかれ。
だけれども、人間関係においても言えることではないでしょうか。
あれこれ詮索して、あれこれ暴こうとすると、結果的に良い方向には向かいません。
結婚している知り合いの男性曰く「おれは、携帯にはパスワードは一切かけない」と言っておられました。
また、パートナーの携帯も見ない、とも言っていた。見るもんじゃないから、という論理らしい。
特に携帯やパソコンなどの電子機器なんて、プライペートが、もしくは見られたくないものがたくさん詰まっています。
節穴です。そんなもん見るもんじゃない、そういうものだ(ビリー・ピルグリムっぽく)

「言わなくていいことを言わないこと」は、本当にまんまです。
あらゆるところで溢れかえっていますよね、余計なことを言うことって。
政治家の失言もそうです(なんだってわざわざあんなこと言うのでしょうね)。
人を傷つけてやろうとする言葉もあらゆるところで飛び交っています。

スタンリー・キューブリック監督の映画に『アイズ・ワイド・シャット』というのがあります。
当時、実際に夫婦であったトム・クルーズとニコール・キッドマンが、映画でも夫婦役を演じ、話題を呼びました。
その二人が貞操だかなんだかに関して口喧嘩をするシーンがあります。
それで、ニコールが「前に旅先で見かけた海軍士官に強く惹かれた。もしあの人と一夜を共にできるのなら……あなたという人がありながら……家族をも顧みず彼の元に行ったのかもしれない」という夢想を抱いたことを告白します。勢いづいて。
それを聞いたトムは「うぁぁ……マジかよぉぉ……」というような、愕然とした表情。
(この表情が面白いし、かわいいな、と思った覚えがあります。僕、ひどいですね)

それでトムは、妻のニコールがその海軍士官に抱かれる妄想が頭について離れなくなり、
「よっしゃ! さればおれもやってやるぜ!」と高々に、夜のニューヨークをさまよい歩き、ヤりたい大紐育するのです(ちょっと違う)。
それから待ち受けるのが、シュールレアリスティックで、摩訶不思議な体験でありました。
いろいろと難解な映画で、これまで通して三回くらい観ているのですが、未だによくわからん状態で整理しきれていません。

いや、しかし。
ニコールの言ったことは「言わなくていいこと」でしたね。
そんな性的夢想を抱いたことは、そのまま言わずに墓まで持っていくべきでした。
そういうこと言うから、喧嘩になるのになあ、という体験、ありませんか。夫婦間でも、恋人間でも、友人間でも。
「なんでも打ち明け合える関係」が理想の関係であると主張する人がいます。
確かに一面的にはそうかもしれない。だけれども、なんでも打ち明け合えるというのも、堅苦しくないですか。
誰でも打ち明けたくないこと、打ち明けるべきではないことはあると思うのですが。

この映画の原題であるEyes Wide Shut(大きく目を閉じて)は、節穴を覗かないこと、と捉えることができるかもしれない。
つまり、見なくていいことを、わざわざ見るべきではないということ。どんな関係であれ、円満に続けたいのであれば。

では、今日のところはこんな感じで。
ちなみに僕はあらゆる人間関係でうまくいった試しはないです。これまでのことは聞き流してください。

    20:19 | Comment:0 | Top
 
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いずき

Author:いずき
ミスカトニック大学で人類学を専攻している学生です。
這い寄る混沌に会いたい。

座右の銘:人生ライク・ア・ローリング・ストーン

ほしいもの:等身大ボイド人形

自慢できること:赤ん坊の頃のオルセン姉妹を見分けられること

好きな映画:タクシードライバー

好きなディーン:サムがピンチの時にいち早く駆けつけショットガンをぶっ放すディーン

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