あのいまいましいブリッジは? 

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スティーヴン・キングの『1922』を読みました

つーわけでスティーヴン・キングの『1922』なわけですが。
はい、読み終えました。素晴らしい、とてつもなく素晴らしい。

これはキングの中篇集『Full Dark, No Stars』に収録された四篇のうち、二篇『1922』『公正な取引』を収録したものです。
まさに“星もない真っ暗闇”で、厭な気分になる物語です。

表題作である『1922』は、希望的観測なんてものは何処にもない。
殺人に手を出してしまったところで運の尽き。運(ツキ)がツキるってね。別にうまくないって?


すみませんでした……。


それで。
この小説は、男が妻を殺した罪を告白する文章で構成されています。
彼は殺人そのものを悔いてはいるものの、最も後悔しているのは息子を引き入れてしまったことです。
妻を殺せば万事好調に事が運ぶと考えて計画を実行したわけですが、そううまくいくことはなく、次第に事態は悪い方向へ向かっていきます。

男の強迫観念めいた思考の奔流に圧倒されること間違いなし。
人間的な描写の書き込みが精密なものだから、すっかり主人公の感情に自分を投影してしまって、犯罪の渦に巻き込まれているようで読み進めていくうちに気分が悪くなった。
でも途中で読むのを止めるわけにはいかない、一種の魔力があります。
一度乗ったのなら途中下車禁止。腕を引っ掴んで離さない、終点までご一緒願いますって感じ。

続く短編『公正な取引』は厭な物語ではあるものの、ちょいと作風は違っています。
不治の病に侵された男が、偶然(もしかしたら必然?)出会ったとある男・エルビッドに“取引”を持ちかけられます。
どういった“取引”か。それは読んでからのお楽しみってことで。
エルビッドのスペルを入れ替えたら……? そういうことです。
なんとも痛快な悲劇の連鎖に思わず顔が綻んでしまうような、真っ黒なユーモアが光ります。
真っ黒なのに光るとは? まぁいいや。

キングファンならずとも、おすすめの一冊です。
でもボリュームが少ないかな。次の発売は今年の四月になるらしい。待ちきれない。


king_no_1922_dayoooooooo.jpg

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    15:53 | Comment:0 | Top

ここはどこであろうか

僕自身、薄々と気付いてはいるのだけれど認めたくない事柄に「方向音痴」があります。
「方向音痴」は「方向・方角に関する感覚の劣る人」ということで、要するに「道に迷うヤツ」ってこと。

ゾンビを殺すゲーム『Left 4 Dead 2』をマルチでやっておりました。
それで、とある館の最上階から一番下まで降りて脱出しなくてはならなかったのです。
大量に迫り来るゾンビどもにパニックになったのも相まって、入り組んだ館内部に完全に迷ってしまいました。
そんな僕に助け舟を出してくれたのがいっしょにプレイしていた女子高生で、「いずきさん、こっちだよ。こっちこっち」と誘導される形でなんとか館から脱出。
その子、自称方向音痴だったんだけど、やけに冷静に誘導されたのがどうも悔しくて……。
「方向音痴の私に案内されるようじゃあダメだよ」と直球に駄目出しされる始末。
反論などできず、まさにその通りだったから「オッシャルトオリデゴザイマス!」って感じ。
なんてザマだ、かっこ悪い。


そう、僕は方向音痴である。
今まで自分を誤魔化してきたが、今日甘んじで、その現実を受け入れよう。


覚えているぞ。
あれはとある資格の説明会を聞くために、会場に向かった時のことだ。
事前調査(といってもインターネットで道を調べただけ)では駅から徒歩十五分ほどであるし、周辺に目立つ建物もあるだろうから迷うことはないだろ、フヒヒヒヒヒヒヒッと余裕ぶっこいていたけど、当日、迷った。
一時間ほどウロウロして、人に道を聞いてもよくわからず、夏だったから汗をかきまくった。
どうにか会場には遅刻せずに着いたものの、敗北感は満点であった。

覚えているぞ。
あれはとある試験を受けるために、地方の学校に向かった時のことだ。
前の失敗にてんで懲りずに向かったところ、またしても完全に迷った。
「どこだよ、ここ……」と途方に暮れていた。近くにいる人に訊いてみると、「あっち」と親切に教えてくれた。
その「あっち」ってのが、真逆の方向だった。
出た駅の北に目的地があるのだとすると、僕はその真逆の南に歩を進めていたのであった。
時間的余裕を持っていたから試験には間に合ったものの、敗北感は満点どころかカンストであった。


そう、僕は方向音痴である。
もう僕は自分を見失うことはない。自分を偽ることもない。
僕は方向音痴なのだ。

この現実とどう折り合いをつけるか?
大事な用事のためにどこか行かなければならない場合、事前にその場所を訪れ、足を運ばなければならない。
当日ぶっつけ本番で向かうのは危険である。

    03:21 | Comment:4 | Top

夜明けだけど口笛吹けない

シド・バレットのベスト・ソング、トップ10ってのを見かけた。
たぶん、一位はあの曲だろうな、と思って開いたら、そうだった。

詳細はこちらで。
http://ultimateclassicrock.com/syd-barrett-pink-floyd-songs/


一位の『Astronomy Domine』は、
「シドがトリップした時に見た、惑星間の天空に浮かぶ自分自身をイメージしたもの」ということらしい。
そういったイメージをよく曲に体現化できるなぁと驚く。

今現在、朝の六時を過ぎた頃。
“夜明けの口笛吹き”にピッタリな時間なんだけど、僕は口笛吹けない。残念である。

    06:10 | Comment:0 | Top

キャリーの如く

そういえば、『キャリー』のリメイク版も公開されるんですよね。
オリジナル版は1976年に、監督はブライアン・デ・パルマ。

原作はスティーヴン・キングの小説で、彼の処女作です。
高校の英語教師をしている傍らに小説を書き続けていたキング。
『キャリー』の原稿を駄作と思い込み、くずかごに放り込んだのを妻が見つけて読み上げた。
妻はすっかり自信喪失しているキングを励まし、元気づけられたキングは原稿を完成させる。
これが『キャリー』の誕生秘話であると、新潮文庫の解説に書いてあった。
なんとも心温まる話である。

ストーリーは16歳の少女キャリーは内気な性格で周囲に馴染めずクラスメイトからいじめを受けていた。
狂信的な母親と、思春期特有の心と身体のバランスの不安定さから、彼女は次第に追い込まれていく。
彼女は誰にも言えない能力「テレキネシス」を持っていて……
さて、どうなるか。

キャリー役のシシー・スペイセクはとてもキャリーな感じで、非常に役柄に合っていた。
おどおどした挙動や、自信がない様子、たまに見せる少女としての一面が愛おしい。
プロムでパートナーと踊っているシーンは美しいし(目が回ったけど)、このまま青春映画的ハッピーエンドでもいいよ、とさえ思えるんですが。
うん、だから、あの惨劇に陥ってしまったのはいと悲し。

レンタルビデオ店ではホラーの棚に並べられてはいますけど、
思春期真っ只中にいる少年少女たちの切なく哀しいドラマなのです。


リメイク版は一体どうなることか。
キャリー役はクロエ・モレッツ。
『キック・アス』のイメージが強すぎて、あまりキャリーとしての彼女を思い描けない。
だけど、期待。

    11:45 | Comment:4 | Top

あなたのはらわたは何色ですか?

リメイク版『死霊のはらわた』にはCGが一切使われてないんだって。
いいですね、とても好感持てる。原点回帰ですね。
CGがダメだというつもりは全くないけど、CG無しでさまざまなトリック使って撮影しているのは映画としての「ありがたみ」を感じる。

オリジナル版『死霊のはらわた』もCG使ってなくて、
どことなくぎこちない特殊撮影がおどろおどろしさが浮き上がってきて、すごく怖かった。
2からはコメディ要素が全面に出てきて、あり得ない血飛沫シーンや、ブルース・キャンベルの一人演技のキレが凄くて大いに笑わせてもらいました。
このリメイク版がヒットしたら、2からもコメディになるのかな。

リメイク版『死霊のはらわた』は、オリジナルに出てくるホラー映画界を代表するキャラクター、アッシュは登場しないのが残念に思うけど、期待できる映画だと思います。
トレーラー怖かったし。


http://www.cinematoday.jp/page/N0049149

    15:36 | Comment:0 | Top
 
 
プロフィール
 
 

いずき

Author:いずき
ミスカトニック大学で人類学を専攻している学生です。
這い寄る混沌に会いたい。

座右の銘:人生ライク・ア・ローリング・ストーン

ほしいもの:等身大ボイド人形

自慢できること:赤ん坊の頃のオルセン姉妹を見分けられること

好きな映画:タクシードライバー

好きなディーン:サムがピンチの時にいち早く駆けつけショットガンをぶっ放すディーン

嫌いなディーン:地獄日初日に拷問側にまわり生き生きとした目で拷問するディーン


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