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あのいまいましいブリッジは? 

『キングダム』 25巻 

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『キングダム』の最新巻、25巻が面白すぎて吐血しそうになった。
これ、中国の戦国時代を描いた漫画なんですけど、もう一巻から飛ばしまくりで読めば読むほど続きが気になって困る。
この巻のさわりの部分だけ紹介してみます。



第262話:超大国の侵攻

前巻ではハンサム貴公子風の李牧さんが裏でコソコソと暗躍しておりまして、その言動からも「なんかあるぞ?」というようなドデカい大戦の幕開けを想像していたわけです、はい。
この巻ではいきなり楚軍が秦を侵掠しやがりまして、秦の首都・咸陽では後の始皇帝である政大王様も昌文君のオッサンもあんまり目立たない李斯さんも恐れ戦いています。「マジやっべぇーあの大国・楚が攻めてきやがったわー、マジぱねぇ……」という感じ。
しかし前の巻で“相国”とかいう位に格上げしたタヌキ親父であり政の王宮内での権力相手である呂不韋は自慢のツヤツヤヒゲをなでながら「南部防衛には張唐と蒙武という二人の豪将を配置させていたからマジ余裕」とムカつく顔で“うろたえているバカ者ども”を一喝したのです。
「な! そうだよな、昌平君?」とご自分の頼れる部下に同意の言葉を期待して話しかけたんですが、その昌平君は「それ違うし。蒙武と張唐を配置していたちょうど真ん中を攻めたんすよ。このままじゃあ防衛戦の内側に入られることになるからマジやばいっす」とのこと。

じゃあ防衛戦の内側に入らせないように蒙武と張唐さんを駆け付けさせるよう伝令を……といってもこのお二人の将軍はとっても優秀。そんなもんわかっとるわいな、ってことで既に城を出て楚軍の第一陣を止めようと走っておりました。
まぁ、でも楚軍はそんなこと計算済みなわけで、このまま進めば俺らのほうが先に抜けられるぜ、と順調なよう。
と、そんな余裕ぶっかまして進軍中の楚軍の前に立ちはだかったのは、なななんと騰様率いる王騎残党軍。しかしその数は五千。
楚軍は五万ですから、兵が多いほうが勝つ理論でいくと負ける感じです。楚軍のほうも、五千で五万が止まるわけねーじゃんバーカ! と相も変わらず余裕ぶっかましていました。
が、しかしあの王騎おらずとも、その魂が受け継ぎし兵隊さんたちはめちゃクソ強く、数で圧倒的に勝る楚軍もなかなか抜けることができません。
そんな中、一際活躍する……同金軍長の姿が! 「ムン!」とか言いながら「ドム!」という破壊音で楚の兵どもを蹴散らしていきます。
楚軍の麗はそんなお姿を見て矢で討ち取っちゃおうーというところに「下がっておれ」とか偉そうにキメるその人は臨武君という将軍さん。
なんだコイツ、強いのか。とか思っているとその臨武君の目の前で一騎打ちの体勢を作った同金軍長は(こやつ……できる!)などと心の中で思っていて、そうか、こいつできるのかーと読者に思わせて次のページで



ボゴ



という効果音とともに、臨武君が同金軍長のドタマを叩き潰すシーンが現れて僕はもうビックリ仰天。
なんすか……ありえないっすよ……。
そりゃあないよなぁ。

ところかわって、主人公のひとり信率いる飛信隊の信はというと。
「楚軍が攻めてきてマジやばい」という急報が飛んできて隊楚軍の地へどの隊よりも早く向かっていました。
すると彼らが道中目にした光景、それは十万はいるであろう魏の大軍が行進する姿でした。
その足取りは秦に向かっていること丸出しです。さあ戦いはこれからだ! お楽しみはこれからだ!!



第263話:想像の埒外


その魏軍の連中は秦の対魏防衛地帯の沙紀城という城をモーニング前な調子で落としていました。
「捕虜に女子どもとかいっぱいいるけどどうする?」という兵の言葉に「山陽の怒りを明に示す必要があるんだよね。だから皆殺し☆」とマジで皆殺しにしていきました。
飛信隊が駆けつけたときには時すでにお寿司で、魏軍はおらず、あるのは城の中にいた人たちの死体だけ。
信は死んでしまった人たちに「この仇は絶対に返す!」と宣言し、次に連中が狙うのは剛陵城だろうかそこに向かおうとします。
だけど、また駆けつけたときには時既にお寿司。剛陵城は落とされていました。
いやこれ、対魏の要の城じゃあないの。なんであっさり落とされているのよ!
現実落とされているものは仕方がない。今はあの魏軍をどうにかしよう。
どうにかできないけど、一応追いましょう。
信ははじめて国が侵攻されるという恐怖をとくと味わっておりました。

一方、咸陽では。
魏が攻めてきたーどうしようーという話題で持ちきり。
呂不韋のタヌキ親父は「楚と魏は連動しておるな」とムカつく顔でぬかし、その言葉に部下の昌平君は「まぁ、そうだねー」と同意します。
これは李牧が裏で糸を引いているかもーとなります。呂不韋のタヌキ親父は「やりかねんな、あの男なら」とムカつく顔でぬかします。
昌文君は「そうだとすると、趙軍もこれから来るぞ」と予想します。すると入ってきた伝令がとっても素敵なニュース「趙軍が国境を越えて侵入してきたぜよ!」を持って来ました。
これまずい、これやばい、楚軍だけでも手を焼いているのに三国連合とかマジやばい。
昌文君と昌平君は至急対策のために文官どもに指示を下しているときにまた伝令ドーン。
これまたなんと、燕軍十二万までも秦に侵攻しているじゃあないですか!
これにはさすがにさっきまで余裕ぶっかましていた呂不韋のタヌキ親父もムカつく顔で驚いてポカーンとしています。
うっそーマジでーという声が出る前にまた伝令。韓も五万の軍をおこし秦へ侵攻、斉も大軍率いて秦まで向かっているとかなんとか。
うわーこれ六国が手を組んだ? これって漫画始まって以来、秦の大ピンチ到来?
呂不韋のタヌキも「何じゃそれはァァ」と叫びます。ツバを飛ばすな。
政くんは汗たらしながら(“合従軍”だ!!)
合従軍てなに?



てなところです。
ゾクゾクするような展開にはエピネフリン全開で楽しめると思います。

しかし桓騎さん、セリフも少なく登場コマもあまりないのにあなたカッコ良すぎですよ。
「ククク」とか言いながら指招きしている姿はたまらん。

    10:43 | Comment:0 | Top
 
 
プロフィール
 
 

いずき

Author:いずき
ミスカトニック大学で人類学を専攻している学生です。
這い寄る混沌に会いたい。

座右の銘:人生ライク・ア・ローリング・ストーン

ほしいもの:等身大ボイド人形

自慢できること:赤ん坊の頃のオルセン姉妹を見分けられること

好きな映画:タクシードライバー

好きなディーン:サムがピンチの時にいち早く駆けつけショットガンをぶっ放すディーン

嫌いなディーン:地獄日初日に拷問側にまわり生き生きとした目で拷問するディーン


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