あのいまいましいブリッジは? 

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レイ・ブラッドベリの『華氏451度』を再読、新訳版も出るよ

kasi451dodayo



華氏451度
 ――本のページに火がつき、燃え上がる温度……。


摂氏では233度だそうです。


えーと、で。
レイ・ブラッドベリの『華氏451度』を再読しました。
今月に新訳版が出るとのことで。

この本についてはいろいろと言いたいことがあるけど簡潔に。
どのような本かについて。

“本”が禁じられている世界の話。
焚書官である主人公モンターグの仕事は本を見つけて焼き払うこと。
本人曰く「おもしろい仕事」らしい。
「月曜には、エドナ・ミレーを焼く。水曜には、ホイットマン。金曜にはフォークナー。
みんな焼いて、灰にしてしまう」ということ。
市民が本を所有していることが判明したら、焚書官が直ちに焼き払い、所有者は逮捕されムショ送り。
そう、本を持ち、読むことは重大な犯罪なのである。

理屈としては本に書かれていることは有害なことばかりで、
市民が本に毒されると社会が乱れ、秩序が失われるということ。
早い話が政府は本を禁じることで市民から思考を奪った。
人々はそんな世界にみじんの疑問すら持たず、テレビとラジオからの一方的な情報を受け入れ暮らしています。
考えることを捨て、刹那的な娯楽を楽しみに生きていく世界。

モンターグは自分の仕事に何の疑いも不満もなく生活していましたが、
とある少女クラリスと出会ったことにより、さまざまなことに「なぜ?」と問う思考が芽生えはじめました。
仕事の現場で拾った本を読み始めたことにより、彼は追われる身となっていきます。


この話はとても幻想的で、夢想的です。
文章はあまりにも情熱的で、詩的であります。
架空の世界を扱っていながら、現代に生きる僕たちの世界にも通じる事柄もあり、
非常に風刺的であり、危惧される未来への警告のようでもあります。

現代はかつてない活字離れが進行していると言われています。
しかし今こそ、この本を読んでほしいと切に思う。
読書は違う価値観に触れることができる。
多くを知り、思考を紡ぎ出すことができる。
答えを出すことに急いではいない。
考えることが楽しくて、何より大事だと思います。

是非とも一冊、手に取ってみてください。

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    02:41 | Comment:0 | Top
 

『帰ってきたヒトラー』を読みました

kaettekitahitoraue.jpg kaettekitahitorashita.jpg


ドイツで物議を醸した作品です。
アドルフ・ヒトラーその人が現代にタイムスリップしたという素敵な話。
この設定を知っただけでわくわくと胸のときめきが止まらず、手に取った次第です。

ヒトラーは自ら生きた時代と現代のあらゆる環境の違いから最初は戸惑いますが、次第に順応していきます。
周りの人々はヒトラーのそっくりさんと認識します。
ヒトラーの言うことは至極本気ですが、人々はヒトラー的なブラック・ジョークだと捉え、
なんやかんやでコメディアンとして大いなる人気を博すことになります。
彼と周囲の人々の会話の噛み合わなさや、ズレ、勘違いがとても笑える。
ヒトラーの強烈な語り口による現代批判、社会批判には思わず頷いてしまうところもあります。
しかしこれは著者の見事なハニートラップの気がしてならない。
部分的ではあるが、本当に彼と同調していいのだろうかとモヤモヤが残るのです。
コメディちっくではあるけれども、背筋が凍るような恐ろしさがあります。

多くのヒトラーを扱った作品では彼を単なる気狂いと描いていることが多い。
これには少なからず違和感を覚える人もいるでしょう。
果たして、彼は単なる気狂いだったのか。
ヒトラーは選挙によって民主的に選ばれた政治家です。
彼はドイツ経済を立て直し、雇用を生み、連合国に打ち砕かれた誇りを取り戻しました。
人々を煽動する演説能力はおそるべき手腕と認めざるを得ない。

著者は「人々は、気の狂った男を選んだりしない」と言っています。
つまり、単なる気狂いとして描いただけでは、何故あのような悲劇が起こったのか本質が見えないということなのです。
本書のヒトラーは魅力的であり、頭の切れる人物として描かれています。
真っ当な政治批判をし、人々を惹きつける。だからこそ恐ろしい。
この小説はドイツだけではなく、あらゆる国に対して警鐘を鳴らしているのではないか。
現代社会にヒトラーをのさばらせる可能性があることに?
「悪いことばかりじゃなかった」にゾッとする。

    22:12 | Comment:0 | Top
 

スティーヴン・キング作品の記号

ynt7b6rv565hui.jpeg
クリックすればでかくなります


スティーヴン・キングの作品を超簡略化し形取った記号群。
答えは下に書いてあります。これ全部わかった人はすごい!

わからなかったのも答えを見ると「あ~」となります。

    12:50 | Comment:0 | Top
 

文学Tシャツ

いまだ肌寒い日々が続きます。
冬は好きな季節だけど、そろそろ春が恋しくなってきました。
春はまだか……。

気が早いのですが、夏に向けてTシャツがほしくなる。
夏はAC/DCのTシャツばかり着ていました。
あとメタリカのロゴTシャツやヴェルヴェットのバナナと、『シャイニング』の双子Tシャツとか。
もうちょいと他のもほしいな~と思いつつ過ごしていました。

そして、こういうのを見つけたのです。


http://outofprintclothing.com/shop/t-shirts/mens/


文学Tシャツとでも申しましょうか。
以前、作家先生のジョー・ヒルがメルヴィルの『白鯨』Tシャツを着ているのをTwitterのほうで見まして、
「粋だ!」と感嘆し調べてみると上記のサイトに行き着きました。
URL先は男性用ですが(ぼくは男)、女性用や子供用などもあるようです。

『白鯨』や『野生の呼び声』、『誰がために鐘は鳴る』など豊富に揃っており、そのデザイン性たるや大いに粋である。
何気なく素朴な趣きが非常に気に入りました。かっこいいです。


いくつか買い求めて着てみたい!

    19:39 | Comment:2 | Top
 

最近読んだ本

読んだ本をメモしないと忘れてしまうのでブログに書きます。



『もっと厭な物語』(文春文庫)

『邪神帝国』 朝松健(ハヤカワ文庫)

『泥棒日記』 ジャン・ジュネ(新潮文庫)

『渇きの海』 アーサー・C・クラーク(ハヤカワ文庫)



読んだ順に並べて書くと階段状に……。
『もっと厭な物語』はタイトル通りの厭な小説を集めたアンソロジィですね。
これがまたどれもこれも厭な感じで素晴らしいです。

感想などはまた気が向いた時にでも書きます。
今は……眠い……。


スピー

    23:18 | Comment:0 | Top
 
 
プロフィール
 
 

いずき

Author:いずき
ミスカトニック大学で人類学を専攻している学生です。
這い寄る混沌に会いたい。

座右の銘:人生ライク・ア・ローリング・ストーン

ほしいもの:等身大ボイド人形

自慢できること:赤ん坊の頃のオルセン姉妹を見分けられること

好きな映画:タクシードライバー

好きなディーン:サムがピンチの時にいち早く駆けつけショットガンをぶっ放すディーン

嫌いなディーン:地獄日初日に拷問側にまわり生き生きとした目で拷問するディーン


ホームページ
http://perepe.uijin.com/

Twitter
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